清子だより
「清子の家」の行事のお知らせや、報告を載せていきます。
5月17日、にぎやかな声にスタッフが開館準備中の生家大戸を開けたところ、地元豊田小学校3年生の探検隊が現れました!
急きょ探検スタート。みなさん、清子の家の古い作りや井戸に興味津々でにぎわいました。
探検隊の皆さんは、6月30日に改めて清子の家を訪問の予定でしたが、熱中症アラートのため断念。
代わりに、小学校近くの赤磐市くまやまふれあいセンターで、永瀬清子と直接交流のあった保存会の小林一郎理事から、永瀬清子生家保存会を作った話を聞いたり、清子の家を修理している時の写真や2階「永瀬清子展示室」を見ながら清子さんの話を聞いたりしてもらいました。
生徒さんからは「隠し部屋があるって聞いた!」「清子さんとどんな話をしたの?」「清子さんはどんな想いで詩を書いたのか?」などいろいろな質問が出されました。
秋になって涼しくなったら、改めて清子の家に来てくださいね。隠し部屋の探検や、井戸の水汲みをやってみましょう!
永瀬清子は生前、岡山県庁への通勤や京橋の定期船乗り場へ行くのに、宇野バスを利用していました。
その宇野バスさんで企画された「永瀬清子の二十四節気」ポスターも本日が最終の「芒種」。
今日、宇野バスに乗られる方は車内でぜひご覧ください。
昨年の「夏至」から一年間、写真家の田中園子様、デザイナーの田中雄一郎様、Webデザイナーの三宅真人様と永瀬清子作品のコラボを本当に楽しませていただきました。清子のことばが立ち上がってくる色・デザインは本当に素晴らしい作品でした。ありがとうございました。
「永瀬清子の二十四節気」はこちらでもご覧ください(宇野バスホームページ)
「第六回永瀬清子現代詩賞」は5月17日に募集を終了しました。
今回は、327作品のご応募がありました!
北海道から沖縄まで全国の方から思いの詰まった作品が届けられました。ありがとうございます。
これから夏にかけて、選考をすすめてまいります。
「永瀬清子現代詩賞」の発表は10月初旬になる予定です。
楽しみにお待ちください。
第六回永瀬清子現代詩賞の応募締切
「5月17日」が迫ってきました!
この賞に合せて4月30日に開催しました
若松英輔さんによる
「詩を書く人のための講座」
は満員御礼で、赤磐市松木の「清子の家」は熱気にあふれていました。
オンラインでのライブ講義でしたので、参加のみなさんからは詩に向かう時の様々な悩みがなげかけられ、
若松さんからは、清子の短章集の言葉を用いながら、ていねいに、わかりやすく、豊富な言葉が届けられました。
みなさんが波打つようにうなずかれる姿が印象的でした。
現代詩賞の応募は17日消印有効です。講座ご参加のみなさま、各所で詩作中のみなさまの作品の到着を「清子の家」で事務局一同お待ちしています。
<朗読会>
日時 2022年5月15日㈰ 14:00~16:00
定員 30人
<朗読ワークショップ>
日時 2022年5月17日㈫ 14:00~16:00
定員 10人
永瀬清子生家「清子の家」で永瀬清子作品を味わう
「朗読会」を行います。
朗読は「花子とアン」などテレビや映画・舞台で活躍されている俳優 真実一路さん。
生家保存会から廣瀬ふみ世、横田都志子も参加します。
耳から味わう作品はひと味違います。ぜひ、詩の生まれた場所で目から耳から清子作品を体感してください!
また、17日は俳優 真実一路さんによる
「朗読ワークショップ」を開催。
清子生家で実際の指導を受けられるチャンスは貴重!
あなたの声と言葉 もっと遠くへもっと深く
きちんと伝える真実の朗読作法を学びましょう!
各会とも参加費は3000円
ご予約は保存会事務局へできるだけメールでお願いします。
一般の方のご予約は受付終了しました。申し訳ありません。
学生の方のみ、若干名対応いたしますのでご相談ください。
日時 2022年4月30日㈯
14:00~15:30
会場 詩人永瀬清子生家「清子の家」
「第六回永瀬清子現代詩賞」の選考委員の一人、若松英輔氏による「本気で詩を書く方」へ向けた詩作講座が実現します!
定員は20人、「清子の家」での受講です。
講師は現地来場ができませんが、リモートでつなぎ、会場スクリーンにてライブで講義を行い、質疑にも対応します。
「NHK100分de名著」の解説やご自身の公式講座など指導経験も豊富で、永瀬作品にも精通した若松氏の講座は大変貴重な機会です。
ぜひ、清子が詩作をした聖地で、「詩を書く」ことを改めて考えてみませんか?
ご予約は保存会事務局へできるだけメールでお願いします。
(講師からのメッセージをお伝えします)
学生無料です!(予約時、学校名・学年を連絡ください)
現代詩賞は17歳以上の方対象ですが、この講座は年齢制限がありません。
ぜひ、若い方々のご予約をお待ちしています!
(配信の予定はありません)
有事
永瀬清子
戦争が来たらと云う。
戦争が来たら、という声そのものがもう有事なのだ。
戦争で一番おそろしいのは
一時の気の迷いで後悔を贖うことだ。
えらい詩人にもたくさんの例があることを私は見ている。
自分の信ずること以外には したがうまい。
そんな単純なことでもちゃんと決めておかないと、
きっとその時になれば
五寸釘を折り曲げるように曲げられる世の中なのだ。
おそろしい。
私はもう有事を語っている
短章集『焔に薪を』より
「不屈の精神」を意味する梅。
困難を抱えている方々が安寧の春を迎えられるよう祈って
「清子の家」の中庭で梅の蕾が膨らみ始めたこの季節に、今年も永瀬清子を偲んで「紅梅忌」を開催いたします。
(永瀬清子命日の2月17日㈭13時~15時には「清子の家」の例月開館をいたします)
「紅梅忌」は第三日曜日の2月20日㈰の開催です。
当日午前中は墓参の後、式典で清子作品朗読と今年の和菓子のお披露目を行い、午後は予約制のワークショップです。
ワークショップは昨年5月に開催し、好評いただいた清子作品を題材にした和菓子デザインワークショップの第二弾です。
時節柄、お茶会はできませんが、参加ご希望の方はメールかお電話でご予約ください。
感染症対策を実施して開催いたします。ご来場の際には体調にご留意のうえ、マスク着用、手指消毒、検温にご協力ください。
11月21日は「清子の家」で初心者向けの詩作講座を行いました。
7名の参加者をお迎えし、まずは清子ランチをお出ししました。
講師の詩人石川早苗さんの実践的な詩を書くプロセスに
参加者の顔が一気に明るくなり、思い思いの場所へ移動し詩作。
個別のアドバイスの時間を設けて下さり、皆さん嬉しそう。
完成した方の発表を聞きながら、お茶とお菓子でくつろいで頂きました。
「永瀬清子の二十四節気」ポスターが、今日から24回に渡って、岡山市内外を走る宇野バスの運転席後部に掲載されます。
永瀬清子の詩の中から選んだ24の言葉と、写真家田中園子さんの写真を、グラフィックデザイナー田中雄一郎さんが構成、デザインをされました。
二十四節気では、今日は夏至(げし)です。
2020年度の総会を、岡山市北区きらめきプラザ6Fウイズセンター会議室にて行いました。
保存会は、皆さまのご支援のおかげで、大きく変化を遂げるための土台を作る事ができました。21年度の行事計画も盛りだくさんです。
コロナで予定通りに行かないことばかりですが、前を向いて進んでゆきます。
生家の庭に長く咲き継いできた水仙を
整備した庭に植え替えしました。
たくさんの方が早くから集まって下さり
樅木の根方に。
清子の思いを引き継げました。
「紅梅忌」は会員数名で行うことになりましたが、予定していた中庭へ紅梅を植える準備は進めています。
畑として使っていた井戸の裏側も雑木が蔓延っていたので、重機で整えています。
いよいよ改修工事も終盤を迎え、春遠からじです。
初春のお喜びを申し上げます。
そろそろ第六回の募集要項が出る頃と心待ちにして下さっていた事と思います。
保存会では現代詩賞を立ち上げ、第五回まで夢中で刊行してまいりました。
ノウハウもようやく身に付いてきた矢先でしたが、身の丈に合った運営を、もう一度考え直すこととなりました。
2021年度の「永瀬清子現代詩賞」の募集は行いません。
少し形を変えた「第六回永瀬清子現代詩賞」の募集に向けて
色々と尽くしてまいりますので、その折にはどうぞ宜しくお願いいたします。
10月17日(土)9:00~12:00
二度目の「瓦洗い」を開催します。
生家離れの屋根から下ろした瓦を洗って下さい。洗った瓦の裏にご自分の名前を書いていただきます。後日、職人さんが屋根に葺いて下さいます。
9:00~お昼までの間で、それぞれ都合の良い時間にお手伝いをお願いします。
前回参加して頂いて名前を書いてない方は、ぜひお立ち寄り下さって名前を書いて下さい。
駐車場は熊山支所をご利用下さい。
2020年9月20日(日)岡山県立図書館において
今春のクラウドファンディングにて「きよこのくら」
鑑賞券の「購入者限定」の上映会をいたします。
購入して下さった皆さまへは、ご案内を送付しました。
なお鑑賞券をなくされた方は、今回の案内状をお持ち下さい。
当日券はございません。
9月17日の掃除と朗読は中止となりました。
離れと釜屋の改修工事は、9月を前に
ここまで来ました。
草まぶれの離れも、棟梁の手にかかり清子の母が暮らした和室の姿を現し始めています。
お風呂と釜屋の屋根も葺かれました。
離れの瓦は、これから降ろし洗い割れの無いものは、屋根に戻します。
今年10月17日(土)に予定しておりました、
第五回永瀬清子現代詩賞の表彰式を、新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、中止することと致しました。
楽しみにしてくださっていた皆さま、表彰式に代わるものをWebにて配信出来ないかと計画しております。
また、
来春には改修中の離れのお披露目もございますので、世相が落ち着きましたら、ぜひ生家へお越し下さい。
第五回永瀬清子現代詩賞へ
ご応募下さいました皆さま
お待たせいたしました。
応募総数400編の中から
一次選考通過作品29編を選び
その作者宛に
一次選考通過のお知らせを
発送いたしました。
生家の茂った庭がきれいになりました。
長い間手付かずだった雑木やガレキを少しずつ片付けて
最後は本職の方にお願いしました。
たくさんの方が助っ人に来てくださり賑やかな月命日でした。
昨年、生家を訪れて下さった大田美和さんが、今年 中央大学杉並高等学校に入学し
自宅待機している生徒さんに向け校長として祝辞を述べられています。
その中に、永瀬清子のエピソードを引用しておられます。
宇野バス(宇野自動車株式会社)さんのご厚意で車内に永瀬清子生家保存会のチラシを置いてくださいました。どんな風に置かれてあるのか見に行くと、最前列一人掛けの手すりに紐で吊り下げてありました。
「宇野バスと私」というエピソードをラジオに送るチラシと並んでいました。
長島(岡山)にあるハンセン病療養所「愛生園」に、保存会のメンバーが訪れました。愛生園は清子が、まだまだ偏見しかなかった昭和23年から40年間通い詩作の指導や選者をおこなった所です。
画像は、園内に有る「さざなみハウス」から見える海です。
画像は、母屋の二階から見た離れです。14年掛けて、1000円500円と支援して頂き、やっと母屋だけを修復することが出来ました。14年というのは産まれた子供が高校受験をするほどの年月です。離れと世帯場はもう~次の台風で倒れそうな状態です。永瀬清子の熊山での生活を語るには、この場所を失うわけにはいきません。急いでいます。焦っています。
生家保存修復に、ご支援をお願い致します。
クラウドファンディングから、https://readyfor.jp/projects/31356
振込用紙からもご支援いただけます。
(お問い合わせ下さい、リターンなどを載せたチラシと振込用紙をお送りします)
クラウドファンディング、只今スタートしました!
生家を保存維持するための活動を始めて15年を迎えました。前へ前へと低空飛行を続けてきましたが、この「晴れ!フレ!岡山」でのご支援が頂けましたら、もう少し上を見ながら進んで行きたいと考えております。どうか、皆さま!最後の応援を宜しくお願い致します。
https://readyfor.jp/projects/31356 (永瀬清子の支援ページへ)
赤磐市に提出していた永瀬清子の生家改修に
関する請願が、本会議において採択されましたとの書面が赤磐市議会議長より届きました。
いよいよ署名が必要となりましたが、まだまだ足りません。賛同いただける方は、ご署名下さいますよう宜しくお願いいたします。
お手数ですが、署名用紙下部にあります事務局まで2020年1月末日までにお送り下さい。
署名用紙は「続きを読む」に
↓
第四回永瀬清子現代詩賞の受賞作「撫子の偽り」の作者 清中愛子さんを迎え表彰式を行いました。
作品集掲載者も遠く県外から参加して下さいました。来賓として赤磐市長を始め、永瀬清子を長きにわたり取材してくださっているRSK山陽放送、白萩の会からもご列席頂いたことで、表彰式が格調高いものになりました。
電気が来ていない生家の中では、どうしても暗い画像になってなってしまいますので、今回は生家の庭に出て集合写真を撮りました。参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
毎月17日に生家を開放して見学がてら掃除をしたり詩の話をしたりしていましたが、17日が日曜日と重なることは少なく、まだまだ行きにくいという声を聞きました。それを受けて、時々から始めて日曜日に見学と上映会をしてみることにしました。少しずつ知っていただくようになり、今日も遠方から来てくださいました。
赤磐市立熊山公民館内にある「永瀬清子展示室」で企画展「永瀬清子をめぐる人々ー井奥行彦 と なんばみちこ」が開催されます。その期間内に生家で「きよこのくら」の上映会を行います。映画の中で両氏がインタビューに答えています。ぜひ合わせてご覧ください。
●企画展.....2019年9/6(金)~ 11/17(日)9:00~17:00(月休み).....無料
●上映会.....2019年9/29(日)14:00~(35分間).....1,000円
永瀬清子の詩に曲をつけて歌っていらっしゃる合唱団の方が20名で生家の見学に来られ、歌ってくださいました。
生家の中いっぱいに声が響いて感動的でした。