
永瀬清子没後三十年を記念する企画として、詩作講座に若松英輔さんを赤磐にお迎えできることになりました。
若松さんは自身の著作の中で繰り返し永瀬清子に言及しており、『読み終わらない本』、『探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった』、そして『詩と出会う 詩と生きる』では、永瀬清子が示した言葉への態度を取り上げ、紹介しています。
また、NHK「100分de名著」でも講師を務め、最近では「谷川俊太郎特集」を担当しました。番組では谷川の詩の魅力を解説し、詩が人々の心にどのように届き、日々の生活に息づいているかを伝えています。
今回の講座では、生誕百二十年を迎える永瀬清子の魅力をあらためて探りつつ、その作品を題材に「詩を書くこと」についてお話しいただく予定です。限られた時間ではありますが、質疑応答の場も設けています。聞いて学ぶだけではなく、参加者が詩を通して「詩とはなにか」を実感できる場になればと考えています。ぜひご参加ください。
会場は今年開園25周年を迎えた「熊山英国庭園」のロージーズ・ハウスです。
(廃校になった旧小学校の講堂を改修。エアコンあり)
日時:2026年2月23日 14:15~16:15
場所:熊山英国庭園「ロージーズ・ハウス」
山陽本線熊山駅から約6km 駐車場80台あり
参加費:5,000円
定員:80名
熊山駅からの有料送迎タクシー予約有(往復1,000円) ※お早めにお申し込みください
※岡山駅から熊山駅の電車時刻(12時13発ー12時40分着・13時10分発ー13時39分着)
予約 電話 070-3783-0217 メールはこちらから
2026年2月17日~5月17日に
「第八回永瀬清子現代詩賞」の作品募集期間中の開催です。
清子も詩を書いた赤磐の地で詩作への挑戦に、また追い込みにご参加ください。
講演後、永瀬清子の生家も開館しております。是非お立ち寄りください。
若松英輔さんは、2020年に生家にお立ち寄りのあと、自身のtwitterでこのように表現してくださいました。生家を保存し、詩の聖地としてこれからも運営を続けてまいります。どうぞよろしくお願い致します。
永瀬清子の詩をいくつか読み、その生家を訪れるだけでも、詩を書く意味が明らかになり、おのずと深まるのを感じるだろう。あの場所こそ、ほんとうの意味で「詩の教科書」だ。今も言葉があの場所で生きていた。 (若松英輔:twitter 上記リンク)